10月はGOLD

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柿、くり、みかん、サツマイモ・・・実りの秋には美味しいものだたくさんあります なかでも一番は、こがね色に輝く新米の稲穂。
10月は、かがやく「黄金=金」の話です。
金色とは、黄色にメタリックな輝きが加わった色のことを言います。金=黄金(ゴールド)につながるからか、「豊かさ、権力、豪華さ、派手」といったイメージを感じさせます。
例えば、白い皿、赤い皿、緑の皿どれでもよいのですが、金の縁取りを1本入れるとどうでしょう?途端に豪華な品に変身します。これは、金色の持つパワーなのです。
金色は、古今東西、神聖なものであり、豊かさや権力の象徴色となっていました。「金閣時」、「金色堂」などは、全盛の権威を示し、威圧するためにつくられたものとして有名です。
 
今でこそ古色蒼然の感がある仏像も、もともとは金色にかがやく美しい姿をしておられました。ほの暗いお堂の中でかがやく金色の姿は、色と言うより体から発する神聖な光として見え、悩める人々を喜びや幸福の境地へ導いてくれたことでしょう。
黄金(金)は、どんな色とも相性が良く使いやすい色ですが、不思議なのは銀との組合せが多いことです。
 
例えば、この季節に芳香をただよわせる木犀は、橙色の花木を「金木犀」、白い花木を「銀木犀」と言いますね。
童謡の「月の砂漠」に出てくる王子様の“金の鞍”に、お姫様の“銀の鞍”。京都の「金閣寺」に「銀閣寺」。5月のゴールデンウィークに11月のシルバーウィークなど…。

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