「サッカーのテクニックはもう開拓し尽くされた」というのは常とう句だが、“違法ギリギリ”の手段が残っていたようだ。 11月16日に行われたセリエA第12節のカターニア対トリノ戦。 “事件”が起きたのは前半終了間際のことだった。1-1で迎えた40分、主審はカターニアにFKを与え、それを蹴ろうとマスカラが助走をした瞬間、チームメート4人がGKセレーニの視界を妨げようと一瞬オフサイドポジションに飛び出し、二重の壁を形成するというかく乱作戦に出た。 しかし、この作戦には最後の“仕上げ”が用意されていた。 カターニアの“16番”がGKの前でいきなりパンツを下げると、空白の0.1秒の間にボールはネットに収まっていた。 イタリア審判委員会のピエルルイジ・コリーナ顧問は、この行動を「スポーツマンシップに反する」と批判している。 近代サッカーでは、ペナルティーエリア内で「パンツを下げる選手」にまで注意を払わなければならないというのか!! |