3月は赤

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3月は「赤」がテーマです。赤は人間の眼が一番認識しやすい色ですね。そんな赤には神秘的なパワーがいろいろ秘められているそうです。
歓びを表す赤。
「ひな祭り」は平安時代の「ひいな」遊びが原点で、江戸時代に5節供の1つとして定着したと言われています。 雛飾りは、本来「緋毛せん敷7段かざり」が正式とされ、あの赤いジュータンのような敷物が「緋毛せん」です。
この「緋毛せん」の赤(緋)色は古来より生命力を表す色とされ、紅白にしてお祝い事のシンボルカラーに使われてきました。中国では喜び事を「紅事」と言い、お正月やお祝いには赤の装飾をいっぱい使います。
日本では還暦のお祝いに「赤いちゃんちゃんこ」を着ますが、この赤は60歳を新たな生命の始まりとして祝う意味があります。
強いパッション色。
赤は、あか(明)であり、くろ(暗)の対として考えられています。古代から、燃える炎の色、太陽の色は「火」とされ、「か」と読んで「赤」の語源になっているとも言われます。
太陽は、昇りくるもの、希望の灯かりであり、私たちに躍動感を与えてくれる色です。
一方、血の色も「赤」です。だから「情熱、エネルギー」と一緒に「不安、恐怖」なども感じるミステリアスな色です。という訳で、色の嗜好調査で好・嫌両方の上位にランクされる色でもあります。
 
赤がもたらす心理効果。
アメリカンフットボールの本場アメリカでは、赤色がアドレナリンの分泌を促し、闘争心をかき立てるとして、なんと“赤い部屋”をもつチームがあります。
日常の生活に“赤い部屋”なんて、考えただけでも居心地悪そうですよね。
そんなエネルギッシュな「赤」は、部分的に使えば、元気回復の効果が期待できそう。例えば、目覚めの歯ブラシとカップを赤にしたら、フレッシュな気分で1日をスタートできそうですね。

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