黄色

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4月は、「黄色」がテーマです。
 
黄色は光を感じる色であり、明るく元気に春をスタートさせるために、効果的に使うことができます。 一方、文化によっては、意外な意味をふくんでいます。
春は光を感じる黄色から。
菜の花や月は東に日は西に (与謝 蕪村)
4月、いよいよ本格的な春のはじまりです。光があふれ、草木が芽吹き、花開く季節。菜の花、水仙、タンポポなど、春を彩る黄色の花々は目にも鮮やかで、心まで明るくなりそうですね。
そう、“ひかり”の色、黄色には人々に活力や元気を与えるパワーがあるのです。
「黄色は光にもっとも近い色彩である」とはゲーテの言葉ですが、太陽や月の光から星や黄金の輝きまで、“ひかり”からは、明るさ、暖かさ、豊かさと希望を感じ取ることができます。さあ、あなたのまわりの“ひかり”色を探してみましょう。
高貴な色???
映画「ラストエンペラー」の中で、紫禁城の黄色の屋根に目を奪われた方も多いと思います。中国では黄色(明黄色)は皇帝の象徴色であり、正装の色でした。
日本でも天皇や皇太子の色とされている「黄櫨染」「黄丹」は、黄のグループ色です。一方、欧米では黄色は嫌われる傾向が強い色で、歴史をさかのぼれば、キリストを裏切った「ユダ」が着ていた衣服が黄色だったことに起因していると言われています。
まさに「所変われば…」で、ずいぶん意味合いが変わるものですね。
黄色を目指す熱いドラマ。
 
フランス全土を回り、パリの凱旋門のゴールを目指す「ツール・ド・フランス」。1903年に始まり、今や世界的な人気となったこの国際自転車ロードレースでは、毎日トップになった選手に「マイヨ・ジョーヌ(黄色いジャージ)」を着る権利が与えられます。
過酷なレースを制してこそ、栄光の黄色いジャージで観衆の熱い声援を受けることができるのです。
そして世界的な競技大会といえばなんといってもオリンピック、メダルを目指した熱いドラマが展開されます。ここでも“一番(トップ)”のシンボルである金メダルは、金=黄ですね。
さあ、あなたも黄色を暮らしに活かして、元気に春をスタートさせませんか?

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