ポーカーフェイス

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良好な関係を結びたいなら、なによりも笑顔が大切だ。
これは一般的にもよく言われることです。例えば、心理学には「ムード感染効果」というものがあるらしいです。
その人の気分や雰囲気が相手にまで感染するという効果のことで、あなたが笑顔で接していれば、相手も楽しい気分になってくれるということです。
接客などの現場では、笑顔の接客術が非常に大きな力を発揮するそうです。
しかし、力強さ、自信、パワーをアピールしたい時には、「笑顔」はむしろ邪魔になるそうです。
日本人の笑顔はどうしてもヘラヘラした笑いになりやすい。
特に難しい話題を振られたりした時は、とりあえずヘラヘラ笑ってその場を取り繕うとする。
わからない話を振られても、ヘラヘラして誤魔化そうとせず、堂々と「わかりません」と言えばいいかもしれません。
その「動じない強い姿勢」が自信と知性のアピールに繋がる。
実験で、雑誌に掲載されたモデルを抜き出し、それぞれの表情によって、①笑顔グループ②微笑みグループ③無表情グループに分類し、どのグループが「強そう」に見えるか評価してもらった。
その結果、一番強そうに見えるのは「無表情グループ」だった。
無表情でいること、すなわちポーカーフェイスを崩さないことは、相手に感情を悟らせないだけでなく、パワーを印象づける効果もあるのだ。
「一流のピッチャーはどんなピンチに追い込まれても表情を崩さない」
いい笑顔ができる人は、愛されるし、可愛がられる。
いいポーカーフェイスができる人は、恐れられるし、尊敬される。
知的な自分、冷静沈着な自分をアピールしたい時は後者を選ぶべきかもしれません。
いつでもどこでも愛されるのがいいとは限らないかもしれませんね。

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