ラストサムライ

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こんにちは。兵庫県姫路市で塗装・防水・塗替え業を営んでおります朝日塗工です。
私の好きな映画の一つが「ラストサムライ」です。
ロケ地はなんと!地元の書写山で行われました。姫路市街地を遠く望む書写山(三七一メートル)。虫の羽音に桜が散る静寂に満ちた山上の古刹・円教寺で、その映画は撮影されました。


円教寺ホームページ(地図) http://www.shosha.or.jp/
まず、映画の冒頭のサムライの登場シーン。これが、めちゃくちゃかっこいい!!

日本の政府軍に西洋式大砲の扱い方を教えるため、南北戦争で功績を治めた英雄が日本を訪れた。 政府軍の目的とは、反旗を翻した侍の討伐・・・ しかし彼は、侍との戦いの中、捕らわれの身となってしまいます。
捕らわれの身となった侍の村で、侍の生活を目の当たりにした彼は、侍の魂を守る為、武士の根絶を目論む政府軍に反旗を翻した男に出会う。 その静かで強い精神、日本古来の、誇るべき伝統文化の一つ、「武士道」に心を動かされていきます。
トムクルーズが夕焼けの中で剣の練習をするシーン最高です!!

悲しいかな、今の、この現代には、その精神を、受け継ぐ者も無く、消失してしまったかのように思えます。

ITを駆使した、文明社会。スピードを増し続ける、生活リズム。合理主義を掲げた、自由競争。 これらのものが、更に遠くへと、追いやっているようにも感じます。
そんな中、日本人の心の中に、忘れ去られた、サムライ魂を、思い起こさせてくれたのが、 「ラストサムライ」

新しい世の変革は、時として、古い文化を抹殺してしまいます。 古来より幾代にも渡り、受け継がれてきたサムライの精神が、新しい世の変革の渦中に呑み込まれ、ひとつ、ふたつと消えてゆくその中にあって、頑なまでにサムライの精神を守り通す。
一部族最後の最後まで、一人になっても守り通そうとする、その精神は、輝く程に美しく見える 人として… 一部族として… 国として… どう在るべきか、 “生きる”と言う事を、死を以って実行しているようにもみえるました。
最後の戦いは、凄まじい見事なまでの死に様を見せているサムライ魂が、目の当たりに、ことごとく消滅してゆくのだ タイトルの「ラストサムライ」に象徴されているように、最後に残された、一部族のサムライ達が、その魂諸共、先祖より引き継いできた精神文化と、心中しているようにも思えます。

死ぬ事を自ら選択した、この戦いは、これからも生きてゆく人々に、何かを伝えたに違いない。 戦いの舞台では、負けたかもしれないが、戦いを超えた、人間本来の舞台では、勝利を治めたのだと確信する。
生きてゆく心構えは、死んでゆく心構えに通じている自分の生き方を、再考する機会を与えてくれました。

脇を固める日本俳優陣が最高でした!! ラストサムライにおける渡辺謙の存在感は、他の俳優を寄せ付けていない。主演であり、ハリウッドのスーパースターでもあるトム・クルーズをも凌いでいると思えます。

「渡辺謙ってこんなに大きな人だっけ?」と思った程、決して体の大きさ云々では無い何かを感じました。アカデミー助演男優賞が噂されましたが、観れば納得です。
真田広之は剣の達人という設定で、セリフは少ないもののいい演技していました。

小雪は凛とした和風美人という印象が良かった。特に、森の中で、水を浴びているシーンは良かったです!!


トム・クルーズのお目付け役であった寡黙な侍役、福本清三のそこに立つだけで景色を変えるような静かな佇まも良かったです。
そんなわけで、映画の内容も俳優陣についても文句なしでした。

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