オレンジ色

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橙(オレンジ)は、情熱の赤と明るさの黄を混ぜ合わせてできた色です。
赤の強いイメージが、黄色が加わって緩和され、やさしい印象を与えます。
夏の陽光の色オレンジは、“笑顔が一番似合う”イメージがあります。オレンジが明るく陽気で暖かなイメージの代表になるのは当然ですよね。
オレンジが好きな人は、開放的で陽気な暖かい心をもち、家庭的なひとが多いとされています。反面にぎやかすぎてうるさいといわれることもあるそうです。
気分が落ち込んだときには、オレンジ色のシャツで出かけましょう。きっと、ラテンの笑顔になれますよ。
橙(オレンジ)の仲間に茶色(ブラウン)があります。茶色と言えば、地球の大地の色であり、また樹木の幹の色です。そして、もうひとつ大事なポイントは、私たち日本人の肌がベージュと言われる茶系です。
人間は、自分の身近なものに心を開き、異質なものに抵抗を感じる傾向があります。
 
近年の建築様式では減少していますが、木をたくさん使った和室が、様々なストレスを抱えて生活している私たちの心をやすめてくれます。和室が違和感なくとけ込める空間になっているのも、その色のせいかもしれません。
ところで、私たち日本人の肌色の反射率はいくらだと思いますか?答えは50%です。和室には、柱や障子の桟、天井などに木材が使用されています。この木材の色(着色しない本来の色)も反射率がだいたい50%です。
さらに、一般的に使われる畳の色やベージュ系の壁の色も反射率が50%位です。だから日本人には和室が、一番落ち着ける空間なんですね。ちなみに、どの部屋でも壁の色を反射率40%~60%にすると快適な空間になるので、あとは部屋の用途に合わせた色を選べば良いのです。
オレンジ色の食べ物は、人参、かぼちゃ、みかん(オレンジ)、柿、トンカツ。茶色の食べ物は、チョコレート、コーヒー、ステーキ、ビール、味噌汁、肉じゃがオレンジと茶色は、味覚をそそる色として食卓には欠かせない色です。
実験でも、スペクトルの赤~オレンジの部分が最も食欲を刺激すると言う結果がでています。オレンジと茶色は、私たちに安らぎと食欲をもたらします。
食卓を〈オレンジと茶〉でいっぱいにして夏バテを跳ね返し、元気で秋を迎えましょう。

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