睨みつける

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こんばんは。兵庫県姫路市の朝日塗工です。
ハーバード大学の心理学者、ドナ・カーニーは会社内で地位と肩書きが違う2人について比較を行ったそうです。
一方は、社会的パワーが高く、もう一方は社会的パワーが低い人を比較した。
その結果、社会的パワーが高い人は「場所の侵食」ができ、「不快感を示す」ことができ、また、「相手を睨みつける」ことができることがわかったそうです。
そこで、「相手を睨みつける」ことにどのような効果があるのだろうか。
それは、「恐怖」である。
人は視線をずらさずじっと見つめられると、恐怖心を抱くようになるのだ。
よく動物園でサルの檻の前に「目を合わせないでください」という注意書きが書かれています。
目をあわせることで怒るのではなく、じっと見つめられ、恐怖を感じた結果、威嚇のために糞や食べ物を投げるのだ。
そして、人間の場合、じっと相手を睨んでいると「目で黙らせる」ことができる。
相手は恐怖心を感じているのだから、「この人はかなり手強いぞ」と認識することになります。
興奮して騒々しく走り回っている子どもに、いくら「静かにしなさい!」と言っても効き目はありません。そんな時は、ただ黙って相手の目を睨みつけるのだ。
そうすると、子どもは恐怖を感じ、自然とおとなしくなる。
しかし、相手の目をじっと見続けることは難しいものです。緊張してしまうし、どうしても目をそらしてしまいます。
そんな時は、相手の眉間のあたりを凝視しましょう。心理学でこれを「サイクロプス・テクニック」といいます。
サイクロプスとは、ギリシャ神話に登場する一つ目の巨人のことです。
つまり、相手の眉間のあたりに「もう一つの目」があると思って、そこをじっと見るというテクニックです。

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