ボイス効果

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言葉には「ボイス効果」という心理的効果があるそうです。
あたりまえの話しですが、人は相手の頭の中をのぞくことはできません。
だから、頭の中でどんなに高尚で難解な大問題を考えていようと、相手はそんなことを察知してくれません。
頭の中にある高尚な考えなんて「見えない」からです。
もし、自分の考えを相手からも「見える」ようにしようと思ったら、言葉にする以外に方法はありません。
言葉にされてようやく、相手はあなたを評価するようになります。
そして、言葉には「口に出せば出すほど自信がついてくる」という効果があるそうです。
これは心理学で「ボイス効果」といわれるそうで、言葉を口にしていくのは、自信をつけるための筋トレみたいなものだそうです。
セント・ジョセフ大学の経済学者、デレク・アベリーは大学生を対象に実験を行っています。
まず、大学生たちの「自信」の度合いを調べる。
続いて、「自分の考えを口に出すことを重視しているか」についても調査する。
そして、両者の相関関係を調べたところ、自分の考えを口に出すようにしている人ほど、自信が高いという傾向があったそうです。
自信のない人はどうして自分の意見を口にしないのか?
「こんなことを言ったら、笑われるんじゃないのか」
「僕の意見なんて誰も聞いてくれない」
「賢いことを言わないと、軽蔑されるのではないか」
「幼稚な意見だと、バカにされるんじゃないか」
つまらない意見を言うからバカにされるのではない。
逆に「なにも言わないから」バカにされる。
うまく話せない人はまず「なんでもいいから話してみる」ということです。
天気の話、テレビの話、ランチの話でも話題はなんでもいい。言葉を口に出せば、必ず自信になります。言葉や声には、それだけのパワーがあります。
話さないで黙っていることは、いつまでも不安は消えません。
自信満々でいつも自分の意見を主張できる人は、普段から言葉を口にする習慣を持っているからこそ、自信満々なのです。

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