父親の一喝

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先日、15年間引きこもっていた男(30歳)による家族5人殺傷事件だありました。
第三者からみれば納得できない面がありますが、引きこもりの背景には、親に対するすさまじい暴力があるそうです。
ある12年間引きこもっていた30代の男性は、「オレがニートなのは頭の形が悪いせいだ。遺伝かどうか調べてやる」と言って母親の頭をバリカンで丸坊主にしました。
母親は涙を流しながらされるがままになっていた。
引きこもりの背景には肋骨が折れるほどのすさまじい暴力があり、引きこもりの約2割が親に暴力をふるっているそうです。
現在、ニートは50万人とも100万人ともいわれています。よって全国に10万~20万世帯で家庭内暴力があります。
子どもを立ち直せるためには、父親の毅然とした態度が必要だそうです。
ある支援団体は、「まず、引きこもりの子どもを家庭の外へ連れ出し、寮で共同生活をさせています。その支援も元引きこもりだったメンバーにお願いしている。子どもが親から自立するには、まずひとり暮らしをさせること」
ところが、父親に「家から出してみてはいかがですか?」と話しをすると、「子どもの自主性を尊重したい」ときれい事を言う。
「今までそれで自立できなかったのではないのですか?」と問うと、たいていは絶句するそうです。
子どもの自立を阻んでいるのは実は親の態度なのかもしれません。
父親の一喝「この家から出ていけ!!」と怒鳴るだけで良い。断固、NO!と言える父親でなければいけません。
イタリアでは、子どもが小5になると半年や一年単位で外の家に預けるといいます。
また、インドのことわざに、
「子どもは3歳までは王様、7歳から12歳までは奴隷、15歳を過ぎたら友達」というのがあるそうです。
子どもは3歳まではのびのび育てていいが、15歳を過ぎたら自主性にまかせるしかない。
「好きな仕事を探しなさい」は本当の優しさではないそうです。
「自分の食いぶちは自分で探せ!」でいいのです。

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