夢について

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先月、石川遼くんのお父さん石川勝美先生の講演会を聞きに行ってきました。
石川勝美さんは、「親が子どもにできること」と題して、小さい頃の石川遼くんとの関わり合いについて講演されていました。私のイメージでは石川勝美さんは信用金庫のサラリーマンとは知っていましたが、子どもにゴルフをさせているので、元々お金持ちの家の方だと思っていました。
しかし、お話を聞くとごく普通のサラリーマン家庭で、石川勝美さんの父親もサラリーマンで母親は家で内職をして、子ども3人を育て上げたそうです。
石川勝美さん自身も子どもが生まれる前は交通の便利の良い駅前のアパート暮らしだったそうですが、子どもにはのびのびと暮らせる住環境が必要と考え、交通の便の悪い田舎に庭つき一戸建て住宅を、住宅ローンを組んで購入されたそうです。
子どものために「便利」を犠牲にされたそうです。又、子どもが妊娠しているとわかるとこれから生まれてくる子どものためにありとあらゆる努力をしようと決意されたそうです。
その後、石川家は住宅ローンもあって、贅沢をしたことがないそうです。家族で外食はもってのほかで、ゴルフボールはディスカウントストアで売っているロストボールを使い、スポーツドリンクは大量にディスカウントストアで買い込んでそれをペットボトルに小分けして試合に持参したそうです。
また、遼くんが幼稚園の時のゴルフクラブは、自分自身のグラブをノコギリで切断し、短くして与えたそうです。
そして、9年間遼くんの夕方ゴルフ練習の送迎を一年の内、350日は繰り返したそうです。
夢はかなえるためにあるのでしょうか。その夢をかなえることが大切なのだろうか。「夢」に価値があるとすれば、その価値はどんなささいな夢でも持ち続けることが大切なのではないでしょうか。
夢のない人などこの世にはいないと思うし、「何か夢を持ちたいと思っている人」もその気持ち自体に夢が潜んでいると思います。特に子どもの生活の周りにはたくさんの夢が発見できると思います。
大人の基準で「どうせ無理だろう」「そんな夢なんて」と判断しないで、子どもと同じ目線で夢を持って、夢を支援してほしいと思います。

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