我、日に三たび、我が身を省みる

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「我、日に三たび、我が身を省みる」
孔子の弟子である會子の言葉です。
「三」は文字通り三回ということ以外に、数多くということを表現する場合でもあります。
なお、會子は反省の内容についてこう綴っています。
―人のために謀りて忠ならざるか。
―朋友と交わりて信ならざるか。
―習わざるを伝えしか。
「三省」の内容は必ずしも會子のいう通りでなくてもよい。
人それぞれに、それぞれのテーマを持って、毎日反省することが大切なのかもしれません。
明治財界の指導者だった渋沢栄一は「論語」を座右の銘としていたそうです。
彼は毎夜、床に就いてから一日のことを思い浮かべて反省していたが、その副産物として、不思議と物事を忘れないようになった。
渋沢曰く、
「世間では私が生まれつき非凡な記憶力を持っているように言うが、私は別に非凡な記憶力があるわけではない。ただ、三省を実行し、それが深い印象になって記憶に残っているだけだ」
私も三省を実行したいと思います。

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