被災地で感じたこと・・・

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5月1・2・3日と3日間、宮城県の石巻市にボランティア活動に行ってきました。1日の早朝に新幹線で姫路駅を出発して東京駅を目指し、東京駅から東北新幹線に乗り換えて仙台駅へと向かいました。
 初日は、避難所の子ども達に渡す駄菓子の調達と鯉のぼりの制作をしました。仙台駅周辺に関しては、水や食料が無いなどの不便さもなく、震災の影響をほとんど感じることもありませんでした。その後、28日から現地入りしている、Kさん、Mさんと合流し、仙台で夕食ととりました。 
 二日目は仙台市から車で1時間ほどかけて、被災地である石巻市に足を踏み入れ、被害状況を見ました。まるで被災地は戦場みたいでした。現地の状況を言葉で伝えるのはとても難しいですが、天災の恐ろしさと自然災害を前にした人間の無力さを感じました。 
 ガレキが山のようにあり、そこに住まれている人だけでは復旧は難しく、ボランティアや自衛隊、警察官という第三者の手がないと早急な復旧は難しいと感じました。
 二日目の晩は小学校の教室の床に寝袋を敷いて睡眠をとったのですが、とても疲れました。体育館で1カ月半も寝泊まりしている被災者はもっとしんどいと思います。
 まずはプライバシーも守れる仮設住宅の建設が早急に必要と感じました。
 三日目はたつのJCが現地で行った事業に参加しました。歌のお姉さんとぬいぐるみによるパフォーマンスを行い、小さな子ども達や保護者に大変喜んでいただきました。
 また、私自身、「ぞう」のぬいぐるみを着てパフォーマンスをさせていただきました。ぬいぐるみの中は息苦しく、とても暑くしんどかったのですが、子ども達の笑顔を見て疲れも吹き飛びました。 
 人と人との関わり合いが薄れて無縁社会と言われていますが、皆さんの心の中のどこかで人と人との「つながり」や「絆」を求めているのではないでしょうか。
 現地に行ったことで、今まで以上に東北のニュースに今まで以上に関心を持つようになり、食べ物にも感謝するようになりました。また、生きているということ、仕事があること、家族がいること、普段の当たり前のことに感謝の気持ちを持つようになりました。
 テレビだけでは伝わらない、現地に行かないとわからないことが沢山あります。今回、現地に行って本当に良かったと思いました。是非、皆さんも一度は現地へ足を運んで被災地の人たちの力になっていただきたいと思います。

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