損得とは別に、遮熱塗料は環境貢献できることです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは。兵庫県姫路市の朝日塗工の小田淳です。
一般建築物の塗装、塗り替え、防水工事をしております。
遮熱塗料についてご説明させていただきます。
夏の日射エネルギーを最大1000W/㎡とすると、例えば日射反射率50%の遮熱塗料の場合、500W/㎡の熱エネルギーを受け取ります。
しかし、冬の日射は最大でも400W/㎡程度なので、受け取る熱エネルギーは200W/㎡。年間で考えると夏に500W/㎡分お得で、冬に200W/㎡分損をしていることになるため、差し引き300W/㎡分おトクです。
(分かりやすさのために単純化しています)
このとき大切なことは、損得とは別に、遮熱塗料は環境貢献できることです。
年間を通して日射エネルギーの50%分を熱にかえないことで、ヒートアイランド対策や地球温暖化対策に貢献することができます。
屋根ひとつだけでできる貢献は小さいかもしれません。でも、もしも町全体・日本全体の屋根で日射反射率が向上したら、その効果は決して小さなものではありません。
せっかく屋根を好きな色でキレイに塗り替えるなら、日射反射率の高い遮熱塗料で塗り替えて、ココロも気持ちよくキレイになれたらいいですね!
さらに近年では、環境貢献ということに加え、社会貢献という考え方もクローズアップされています。
夏の猛暑日、昼間のピーク時には非常に大きな電力需要が生まれます。多くの人々が同時に冷房を使用することは、その大きな要因のひとつです。電力会社ではその電力需要を支えるために、ピーク時間帯にも対応できる電力供給能力を確保しなければなりません。
現在はまだ発電した電力を大量に貯蔵しておくことができないため、電気は必要な量を必要なときに確保しなればならないのです。
もしも電力需要が電力供給能力を超えてしまったら、電気の供給そのものがストップしてしまう可能性もあると言われています。
そのため環境貢献の視点でトータルの電力使用量を減らすことも大切ですが、社会貢献の視点からピーク時の使用電力を減らすことも求められています。
遮熱することで少しでも夏場のピーク電力を減らすことは、小さな社会貢献のひとつなのです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*