自宅の近くにきれいな池があります。
水面には渡り鳥や水草が姿を現わし、とても風情があります。
しかし、夏場に雨が降らなくて、底の大半を露出した時がありました。
底には、空き缶やゴミが落ちていて、醜い底を露呈していました。
「美の反面には醜がある」
お互い人間も同じこといではないでしょうか。
コインに表裏があるように、美と醜が相表裏しているところに、人間の真実があるのかもしれません。
とすれば、美の面のみにとらわれすぎて、その反面の醜を責めるのはどうだろうか。
醜の面だけにとらわれず、美のところも見出して、温かい寛容の心を持って接し合うことが、一番大切なことかもしれません。
