2月は茶色

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2月といえばバレンタインの季節です。
街の中は数々のチョコレートで埋め尽くされます。チョコレートのココアブラウン色は不思議と冬の景色に調和します。
心と体を癒す色
 
樹木と土を混ぜ合わせたような大地の色、茶色は人を癒し、やすらぎを与える色とされています。心理学者マックス・リュシャーは茶色について、「人間のよりどころといった、ものの重要さを表す」と述べています。
土は人間のよりどころの感情と結びついているのかもしれません。
チョコレートの成分カカオは、疲れた心と身体にリラックス効果をもたらすと言われています。それは色と無関係ではないような気がしますね。
日本人に一番身近な色
茶色の色名は、布をお茶の葉で染めたことに由来します。「四十八茶」といって、48もの茶色の色調、色名があるといわれているほど日本ではなじみのある色です。
平安時代に生まれた茶色に丁子などの香木を煮出して染めた「香色(こういろ)」がありますが、“香る”という言葉がついた由来は煮出す時の香りからきたもの。この色は天武天皇の時代に仏教と結びつき、僧衣としては紫色に次ぐ高位の色と定められていました。
 
欧米人のブラウンさん
英米人には「ブラウン」と名乗る人がとても多いと言われます。イギリス系社会でのブラウン家の割合は非常に多く、日本で言えば鈴木さん、佐藤さんといったよくある姓のひとつになっています。
ほら、有名な欧米のミュージシャン、作家など、あなたも・・・ブラウンさんが頭に浮かんだのではないでしょうか。

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