環境配慮型塗料

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塗装時のVOCを減らすためには、どのようにすればよいのでしょうか。
塗装業界ではその答えとして、シンナーを使わずにすむ水性塗料の開発に力を入れています。水性塗料とは、シンナーの代わりに水で薄められる塗料のことです。水は、大気に放出されても大気汚染の原因にはなりません。
水を溶剤とする水性塗料を作るには、たいへん高度な技術が必要です。塗装時には水に溶けねばならないのに、いったん乾燥して塗膜となってからは、雨などの水に溶けてはならないという背反した性質が求められるからです。
業界では、独自の技術で、高級仕上げを要求される自動車塗装にも使える水性塗料をすでに開発・実用化しており、これまで油性でなければならなかった分野にも使える水性塗料を次々と製品化しつつあります。
現在では、残念ながら、水性系塗料より溶剤系塗料のほうが、モチやツヤが良いのが現状です。しかし、近い将来、塗料技術が進歩し、水性系塗料も溶剤系塗料と同じ強さになると思います。

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