MONEY

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ブルジュ・ドバイ

NHKでおもしろい番組をみました。
都市の地殻変動を描くシリーズ「沸騰都市」。第1回はドバイを取り上げていました。
世界最大の空港、世界最大の人工島、怒涛のようにオイルマネーが降り注ぎ、それを元手にあらゆる分野で世界一を目指す金融と観光の都市、中東ドバイ。
極めつけは、高さ800メートル、160階建て、世界最高の高さを誇る超高層ビル・ブルジュドバイ。2009年中の完成を目指して、今建設が24時間体制で進んでいる。ドバイ政府は、ブルジュドバイをピラミッド以来のアラブ社会の権威の象徴と位置づけている。
世界の建設現場からクレーンを根こそぎ奪い、バングラデシュやパキスタンから母国の数倍の給料で労働者をかき集めるドバイ。世界が不況に苦しむ中、ドバイに群がる人々の欲望の物語を描いていました。
サブプライムローンでシティバンクに莫大な資本注入したのも中東マネー。サブプライムで世界で株価が下落しても、ドバイでは上昇しているそうだ。
日本の大手ゼネコンの大成建設も、ドバイ進出を目指している。日本の建築市場は縮小しており、海外進出を目指さないと、生き残れない。日本に固執していてはいけない。
番組の最後に、アラブ首長国の首長が、こう言っていました。
「ナンバーワンしか人の記憶に残らない。世界最高峰エベレストに二番目に登頂成功した人でさえ誰か覚えてない」と。

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